ユーティリティツール「BluBluBar」を他スクリプトと検証(AE)
- 2020.09.12
- After Effects
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BluBluBar
ぶるぶるばーーーー!
AEのエクステンションの一つなんですが、
名前がインパクトが強すぎるので
記事にしました。After Effectsの作業工程を地味に楽にしてくれるツールです。
体験版がないので、ご興味あるかたは是非お付き合いください!
ブルブルバーって何?
俗に言うAfter effectsの標準機能でやるには
めんどくさいことを
ボタン一つでやってくれる
「ユーティリティーツール」
と言われるものです。
BluBluBar
https://flashbackj.com/product/blublubar

文字ちっちゃい! 色わかりやすい!
結構、スペース取らないように気を使ってくれている感じで好印象。
AEのウインドウは常に領土の取り合いです。
クリックを一回でも短縮できる、チリ積の重要性は皆さまよくご存じだと思いますが、
世の中には、Duik Motionなど様々なユーティリティツールがあります。


正直、どれ使ったらええねん・・・
ちなみに、今回紹介する「BLUBLUBAR」は以下のような機能があります。
- スクウォッシュ&ストレッチ
- ウィグル
- プリコン クロップツール
- 分解ツール
- リネームツール
- レイヤー移動ツール
- レイヤーのミラーリング
- スピードグラフ制御
- シーケンスレイヤー
- キーフレーム補間の切り替え
- キーフレームのコピー&ミラーリング
- シェイプレイヤーの分解や統合
- シェイプの線の線端切り替えや破線
- トリムパス
FlashbackJapan さんのサイトで日本語字幕付きで、
解説動画が載っているため使い方は割愛しますが、
せっかく記事にするなら、私が個人的に使う機能ベスト10を紹介します。
ついでに、似たようなスクリプトも紹介しています。
まとめるか、個別にするか。難しいところです・・・
さ、まいりましょう!
10 FPSをまとめて変更。

FPSは、フレームレートのことです。
一秒間に何コマ表示させるか?というやつですね。
30FPSで作業しなくてはならないのに間違えて、
24FPSで作業していたことはありませんか?
半年に一回はめんどくさいイベントが発生します。
アニメ案件(24fps)の後などこの現象が起きて、めんどくさい感じになるのですが、まとめて好きな数値に変更出来ます。(キーフレーム打ってしまっていたら調整は必要なのですが・・・)
あと、スクリプトを勉強したら必ず作るシリーズ。
9 DECOMPOSE (デコンポーズ)

プリコンの逆です。
たまに、使います。
あーこれプリコンする必要なかったなーって時ありますよね。
Ctrl押しながらDECOMすると
プリコン内のレイヤーを個別に選んで出せるのですが、
親子付けしてるとなぜかヌルだけでてくるという。
今のバージョンだとちょっと挙動あやしくなるので
注意が必要です。
コンポジション内のデータを一気にプリコンしたいけど
バラバラに個別プリコンしたい場合
rd: Pre-compose
http://www.redefinery.com/ae/view.php?item=rd_Pre-compose
8 NULL (ヌル作成)

最近のユーティリティツールには必ず入っております。
クリックするとヌルが親子付けされ配置されている。
まとめて移動したり、
キーフレームを追加したい時に使います。
複数のレイヤーをまとめて選択して押すと、
その真ん中の座標をとって中心点にヌルが配置されます。
Ctrl押しながら一生懸命レイヤーを選択して、
親子付けするのたまにスクロール時に
ミスってめんどくさいので・・・地味に便利。
Create Pivotal Null
https://aescripts.com/create-pivotal-null/
7 RENAMER(リネーマー)

勢いでまとめてリネームするときに使う。
レイヤーも、シェイプもプロジェクトウィンドウも
リネームできる。
シンプルですが、勢いで。
コンポ 1とかで編集してしまうズボラな私みたいな人用
文字の差し替えや、追加文字をつけたい人はこちら
AE Global Renamer 2
https://flashbackj.com/product/ae-global-renamer
使用したエフェクトの名前になるリネーマー、わかりやすくなります
OCD Renamer
https://flashbackj.com/product/ocd-renamer
6 SHAPE LAYER (イラレデータをシェイプに。)
Ai Epsファイルなどは、
右クリックして 作成⇒ベクトルレイヤーからシェイプを作成を
忘れずに。
そのシェイプを、
シェイプごとにバラバラにレイヤー分けしたり
作ったシェイプをまとめたりできる。
シェイプにすると、イラレのほうでレイヤー分け
してなかったとしてもバラせれるので時折便利ですね。
シェイプってアニメーションプリセットで保存できるんです。
COMPOSE機能でまとめておくと、
モーションの呼び出しが簡単です。
Explode Shape Layerに近い機能が入っています。
Explode Shape Layers 3
https://flashbackj.com/product/explode-shape-layers
5 Crop Space
コンポジション内の素材に合わせて
コンポジションをクロップ(トリミング)する。
動くとダメなので、動く場合は
下記のスクリプトも
(最近のバージョンでは検証してないのですが…)
Auto Crop 3
https://aescripts.com/auto-crop/
4 Wiggle (ゆらゆらウィグル)
ぶるぶるゆらゆら揺れる
シンプルがゆえに使いやすい、わかりやすい。
ランダマティック2 個人的にこちらもおすすめ。
Randomatic 2
https://flashbackj.com/product/randomatic
3 SPEEDGRAPH (キーフレームのアニメーションカーブ)
言わずもがな、
キーフレームの速度間調整。
どんなユーティリティツールにもはいっていますよね。

イメージしやすいアニメーションカーブ調整は「FLOW」とか
https://flashbackj.com/product/flow
2 キーフレームの補完方法の切り替えボタン

ちなみに、停止したキーフレームの切り替えボタンですが、

↑こうなります。

↑に場合は、普通に右クリックで、
「停止したキーフレームの切り替え」を行いましょう。

↑のようにするのが難しいのですが、それならボタンもう一つ増やしてほしいな・・・今後に期待。正直

一番使うのはリニアに戻すときのこれです。
1 アンカーポイントの一括変更

これはもう、どんなユーティリティツールにもはいってますよね。
マスクなどで切った後、
コレを押してアンカーポイントを中心に置くことが多いです。
RepositionAnchorPoint
https://aescripts.com/repositionanchorpoint/
あとは、BUTTCAPPER、
先日ブログで書いたウロボロス
のような、シェイプの先端を変更する機能
https://www.battleaxe.co/buttcapper
個人的に使うのかどうか?(おわりに)
いかがでしょうか。
このシンプルで欲張らないスクリプト群…
探せば個々はあるんですが、
こう綺麗にまとめていただけると良いですね~!
Duik や Motion3にも特別な機能はあるんですが、
多すぎて使ってない機能のほうが多い・・・
直感的に思考が停止しないように
作業を進めるには、
これくらいシンプルなのがいいかもしれません。
自分のワークフローにあった、システムにしていくのが一番いいので、こういう選択肢が増えていくのはとてもワクワクします。
ただ、
シンプルなのは良いのですが、
もう少しこうして欲しいっ
てところもあるので
今後が楽しみです!
個人的にはDuikにも入っている
パペットピンをヌルにする機能と、
PuppetTools 3
https://aescripts.com/puppettools/
シェイプをマスクに変換する
http://www.redefinery.com/ae/view.php?item=rd_ShapesToMasks
ボタンも欲しいなー
地味に使いたい機能が多いのですが、
ホント個人的に言わせてもらえれば、
スクリプトをタブで分けないでほしい!
1秒を短くしたいからスクリプトを導入しているのに、そのスクリプトを切り替えるタブを押すなら意味がなくなってしまう・・・
表示できるものだけのシンプルなスクリプトが好きです!
選ばせてくれ!
あと、ウィンドウサイズ調整すると、フレキシブルにサイズが変わったりするのも今後ほしいなぁと思います。
ではでは。本日はこの辺で失礼します。
ありがとうございました!
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映像会社SYNCHROTRON,llc共同代表、Flashback Japan チュートリアルを寄稿、幕張メッセで行われるInterBEEや、専門学校などで教員向けにデモンストレーションを行ったりしている、カワハラです。
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