シェイプアニメーションが楽しくなるOuroboros 2

シェイプアニメーションが楽しくなるOuroboros 2

シェイプアニメーションって難しくないですか?

実はAEの神髄はシェイプアニメーションにあるんじゃないかと思う今日この頃です。

AEでしかできないことって何がありますか?
と聞かれればシェイプアニメーション・・・と答えてしまいます。
3Dソフトもそんなに得意な印象がありません。2DシェイプはAEが
前線だと思います

なんか重そうで、パラメーターが奥底まであって、何をどう設定したらいいものか。

そんな時、出会った『ウロボロス』

ちょっとハマってしまいまして色々作ってみました。

Ouroboros 2
https://aescripts.com/ouroboros-2/

このスクリプト(プラグイン)は、
ボタンをぽちっと押せば、上記のGifのような3色のLineが表示されます。

極めればきっとこんな動画が作れます

そして、チュートリアルを作りました。Pixelの想いは何処へやら
一切関係ない感じになりました。
ラインで文字を描く。その作り方を紹介しています。

動画では尺的に難しかったので、
インストール方法
各項目の設定まで紹介していきます!

インストール方法

まずは、インストールしないと話になりません。

先ほどのURLから

好きな値段でポチって下さい。
自分のマイページに入って
My Download & LicenseからOuroboros2 のDownLoadボタンをクリック。
Zipをダウンロードして解凍してください。

JSXBINファイルを

C:\Program Files\Adobe\Adobe After Effects 2020\Support Files\Scripts\ScriptUI Panels

大体ここにコピーペーストします。
JSXBINファイルは、基本的に、Scripts\ScriptUI Panelsフォルダの中に入れましょう。

そしてAfter Effects起っっっ動!

編集→環境設定→スクリプトとエクスプレッション(こんな項目が増えてたんですね)→スクリプトによるファイルへの書き込みとネットワークへのアクセスを許可にチェック

ウィンドウから
Ouroboros を起こしてあげましょう!

パラメーターの解説

ここからはウィンドウの解説になります

Create


- Create Line Shape
(ピクセルの長さを決めて直線シェイプの作成)
□Create Rectangle Shape 
(長方形の形状を作成する)
Create Ellipse Shape (楕円形を作る)
Create Polygon Shape (ポリゴン  シェイプの作成)

Ouroboros (ウロボロスを作成) 

これを押すと、3色のストロークがシェイプで作成されます。
自分で作成したパスで シェイプも可能です。+Add Stroke 


Modulesエリア
この項目をクリックすると、
エフェクトコントロールに追加され
編集できるようになります。


Color(色)

ストロークの色を調整することができます。
Ouroborosを作った後、
カラーのプラスを押せば3色以上で設定できる様になります。

ポイントは1色にもできることです。


シンプルなラインモーションをつける場合にもOuroborosは便利です


Width(ウィズにしときます、youtubeではワイズって言っちゃいました。)幅

幅のパラメーターを調整できるようになります
Stroke Widthで数値の設定ができます

ランダムコントロールを押せば、

下のようにストロークの幅をランダムに調整できるようになります


Opacity(透明度)

透明度を調整することができるようになります。

ランダムボタンを押せば、透明度をランダムに設定できます。


Trim(トリム)3色のパスをトリミング

ストロークをそれぞれトリミングすることができます。


Set Matte(マットを設定)

エフェクトコントロールの下のほうにマット設定が追加されます。

ベースのシェイプレイヤーに、マットが追加されています。触ってみましょう

シェイプを一括でトリミングすることができるようになります。


Link(リンク)

先ほど【Set Matte】では、ラインを一括でトリミングしていましたが、

こちらは、伸びるように全体的に広がっていきます。

ここでラインが伸びるように発生するか
切っていくように生成されるか切り替えることができます。

つまり、はじめはLinkでのびて、とじるときはMatteなんてこともできます

正直このアイコンはよくわかりません。
なくても良いと思います。
(上記のチェックでできるので)


Delay(ディレイ)タイミングをずらす

例えば、 Stroke Widthでキーフレーム上で大きくした場合

何もしないと

ディレイを設定してあげると

こんな感じでパラメーターをずらしながら動かせます。


Speed(スピード 自動で動かす)

一定速度でアニメーションします。
この時点で、キーフレームを打つとエクスプレッションエラーになるのですが、キーフレームで速度を調整したい場合は、

「K」をクリックすると、速度を調整することができるようになります。


Dots 
(ドット ストロークの先端に丸を追加する。)

楕円が追加されます。
サイズで大きさを、ポジションでパス上に沿って移動を、
距離で、楕円の長さを伸ばし、
線のようにすることができます。

Functions 
(ファンクション ザ・便利機能 ウロボロス以外にも使えるよ!)


シェイプを反転


線端を一括で変換する


角を一括変換する


タイムライン上のウロボロスをハイライト


ウロボロスのパラメーターを展開します。
(一つずつポチポチがめんどくさいときに)


ランダムシードを変更

オマケ『Trim』『 SetMatte』『 Link』の違い

動画もぜひ!


ではまた!(‘ω’)ノ

カワハラ

映像会社SYNCHROTRON,llc共同代表、Flashback Japan チュートリアルを寄稿、幕張メッセで行われるInterBEEや、専門学校などで教員向けにデモンストレーションを行ったりしている、カワハラです。

< HidenLab 秘伝ラボ 秘伝LAB ヒデンラボ >

参考サイト